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    高分子もずくフコイダン研究開発の軌跡

    開発研究室を設置し、
    島根大学との共同の研究を開始

    「お客様においしくて、安心、安全な食品をお届けしたい」

    創業以来もずく製品を中心に製造・販売してきた私たち、海産物のきむらやの企業理念です。そして、わが社の研究開発の原点もそこにあります。

    食品の品質、衛生管理をさらに徹底するため、1987年に社内に開発研究室を設置。以来、科学的視点を取り入れてのもずく研究が始まりました。

    1994年からは、島根大学農学部(現・生物資源科学部)と共同の研究を開始します。同大学の研究室に社員を派遣し、もずくの品質保持と発酵制御などをテーマに研究を重ねました。

    もずくのヌメリに含まれる成分を
    「フコイダン」と同定

    そんな同大学との共同の研究の中で、もずくのヌメリが特殊な作用をもっているという画期的な発見をします。そこでヌメリの成分を分析したところ、「フコイダン」と同一成分であることを突き止めました。

    フコイダンとは、1913年にスウェーデン・ウプサラ大学のキリン教授によって初めて存在が確認された成分です。以後、各国の研究者によって研究が進められていましたが、1980年代頃からは、健康のために優れた働きをする成分として、フコイダンが注目されるようになっていました。

    わが社は島根大学との共同の研究により、実験室で沖縄もずくから抽出したフコイダンについても、健康成分を確認することができました。

    文部科学省の研究事業にも参画し、
    フコイダンの成分を追究

    2004年には文部科学省実施の研究事業「都市エリア産学官連携促進事業(鳥取県米子市・境港エリア)」の申請に伴った事業への参画をきっかけに、鳥取大学医学部との交流が始まりました。

    この交流により、培養細胞を用いた基礎的なレベルの研究から、動物を使った実験やヒトを対象にした研究を開始。より実践的な検証を行うことが可能となり、わが社が抽出・精製したもずくフコイダンの成分を解明する道が、さらに開けたのです。

    なお、2006〜2008年度に実施された前出の「都市エリア産学官連携促進事業」では、わが社のもずくフコイダンを研究材料として提供。鳥取大学医学部、同大農学部、同大工学部、鳥取県産業技術センターと共同で、3年におよぶ研究の結果、高分子もずくフコイダンの優れた働きを次々と解明。今後、より多くの人の健康に役立つ、高分子もずくフコイダンの大きな可能性が明らかになりました。

    そして、わが社の独自研究および大学などとの共同研究によって得られた研究成果・発見について、これまでに国内、国際を含め計13件の特許を取得しています。

    現在もわが社は、高分子もずくフコイダンを対象に鳥取大学医学部、同大学農学部、同大学工学部などと共同研究を継続して実施。その研究成果に、世界中の研究者も注目をしています。

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    三大科学誌の一つ「セル」に論文が掲載された舟越博士。経験豊かな人材を集め、フコイダンの研究体制を強化していく。