境港市と沖縄県伊平屋村の教育交流事業で、伊平屋の小学生と交流してきた境港の小学5年生16人が8日、事業を支援する「海産物のきむらや」(同市渡町)を訪れ、木村隆之社長に元気な姿で帰郷を報告した。
交流事業は、同村産モズクなどを加工する同社の働き掛けで1969年度から実施。夏に境港の児童が伊平屋に出掛け、冬は伊平屋の児童が境港を訪れ、大山でスキーを体験して絆を深めている。
今夏、境港の児童は7月29日〜8月1日の日程で、伊平屋の児童とシュノーケリングなどを楽しみ、伝統芸能エイサーやウミガメ放流を体験。境港市の紹介を兼ねた寸劇や市の歌も披露した。
帰郷報告で同社を訪ねた児童はモズクのパック詰めやフコイダン研究の様子も見学。同村の名誉村民でもある木村社長は、沖縄のきれいな海や、村の豊かな自然や人に触れてもらいたいという事業に込めた思いを伝えた。
中浜小5年の山崎光彦君(11)は「伊平屋の小学生と一緒に見たサンゴ礁がきれいだった。冬にはしっかりともてなしたい」と話した。
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